実は、自分の口臭って実際に自分で気づいている人は少ないんです。
自分で気づくよりも周り指摘されて初めて気づくことの方が圧倒的に多いでしょう。
その原因は人間の「嗅覚疲労」です。
トイレに入ったとき、臭いに気づくのは最初のうちだけですよね?
少しすると慣れてきてしまいます。
それは特定の臭いを嗅いでいることで感覚が鈍感になってしまうことによるものです。
口臭は自分の臭いは常に嗅ぐことなるので、どんな臭いを出しているのか自分では理解できなくなるんです。
自分では気づきにくい口臭は、エチケットのために常にチェックするようにしましょうね!
ここでは口臭の原因や自分で出来る口臭のチェック方法をご紹介しています。
そもそも口臭の原因って?
口の中の乾燥
唾液の減少は、口臭が発生する要因の一つです。
唾液には、口内を洗浄・殺菌し、細菌が増えるのを抑制する効果があります。
ストレスを感じたり、緊張したりすることで分泌量が減ってしまい、口内の細菌が増殖してしまうのです。
食品によるもの
ニンニクやアルコール、コーヒーなども口臭を生み出す大きな原因と考えられています。
臭いのきついものを食べた後は、歯と一緒に舌も磨くと効果的です。
食べ物による臭いは時間が経つにつれて徐々に薄くなるといわれています。
ほかにも、タバコを吸う人は歯周病になりやすかったり、歯周病による臭いとタバコの臭いが混ざって口臭になることもあるようです。
口内の汚れ
口の中に残った食べカスなどが臭いを発する原因になることもあります。
食べカスや死んだ細胞などが口内にたまると、舌の上に「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる苔のようなものができます。
この舌苔が口腔内細菌によって分解され、口臭の原因となる「揮発性硫黄化合物(きはつせいかごうぶつ)」が発生するのです。
歯と歯の間に食べカスが残っている場合も、臭いの原因物質が出るので歯磨きで対策しましょう。
歯周病によるもの
歯茎がはれていたり、出血したりする人は、歯周病の可能性も考えられます。
気になる人は、歯科医院を受診してくださいね。
体調不良・病気
胃の調子が悪いなど、体調不良による免疫力低下も口臭の悪化を考える上で要因の一つとなります。
もし卵が腐ったような臭いやアンモニア臭がするようなら、口の中ではなく腸内環境の悪化が原因かもしれません。
消化器科の医師に相談して受診しましょう。
自分の臭いを確かめてみましょう!5つのチェック方法で確認!
自分の口臭を客観的にチェックすることは、とても大事ですよね。
次に、自分で出来る口臭のチェック方法をご紹介したいと思います。
①コップを使って臭いを嗅ぐ
まずは簡単に自分の口臭をチェックする基本的な方法となります。
コップに息を吹きかけて、跳ね返ってくる自分の息を嗅いでみましょう。
チェックする時間帯やタイミングによって臭いは変わることがありますが、日中など、人と接する時間帯に行うことで自分以外の人が感じている自分の口臭を知ることができます。
②唾液を嗅いでチェック
口臭は唾液が蒸発したときに出る臭いです。
そのため、唾液を自分で嗅ぐことで自分の口臭を知ることができます。
唾液が臭いと周りの人に口臭がしている可能性があります。
③舌をチェックしてみる
鏡などを使って自分の舌をチェックしてみましょう。
舌の周りに白や黄色のボツボツとしたものがあった場合には口臭が発生している可能性があります。
これは舌苔(ぜったい)と呼ばれるもので、細菌や食べかすが舌に付着することで発生します。
これも口臭の原因の一つとなり、多かったり黄色くなっている場合には注意が必要です。
④口臭チェッカーを使って確認
口臭チェッカーとは息を吹きかけて口臭を測定するものです。
口臭チェッカーは市販もされていますので、気になる方は購入して調べてみましょう。
ただ、製品によって機能や性能に違いがあるためどれでも正確に測定できるとは限りません。
口臭チェッカーである程度測定することはできますが、頼りすぎることも注意が必要です。
⑤医療機関で確認
口臭がどうしても気になる場合は、歯科を相談しても良いでしょう。
口臭は虫歯や歯周病などのトラブルによって発生している可能性もあります。
そんなときは歯医者さんでしっかりと治療してから確実に口臭予防をしましょうね。